生成AI開発を効率化できるDify.aiを使ってみた

Posted at 2024 年 05 月 31 日

Dify.aiとは?

Dify.aiは、Backend-as-a-Service(BaaS)とLLMOpsの概念を統合し、生成AIアプリケーションの構築を支援する革新的なプラットフォームです。視覚的なプロンプトオーケストレーション、データ管理、エージェントフレームワークなど、開発者が必要とする主要なツールと機能を提供します。

主な特徴と機能

  1. 視覚的プロンプトオーケストレーション:
    • Difyは、視覚的なインターフェースを提供し、プロンプトの作成・デバッグを容易に行えます。これにより、短時間でAIアプリケーションを公開することができます。
  2. LLMOps統合:
    • モデルの管理、ログの記録、データのアノテーション、モデルの微調整を一元的に行うためのインターフェースが提供され、継続的な運用と改善が可能です。
  3. 柔軟なエージェントフレームワーク:
    • カスタムエージェントを簡単に作成でき、複雑なタスクを自動化して実行できます。これにより、ビジネスプロセスの効率化が図れます。
  4. バックエンドAPI:
    • ウェブアプリケーションに直接アクセスしたり、複雑なバックエンドのアーキテクチャやデプロイメントプロセスを心配することなく、APIを統合することができます。
  5. データセキュリティとプライバシー:
    • 自社内にDifyをデプロイすることで、データのセキュリティやプライバシーを確保しながら、エンタープライズレベルのAIソリューションを構築できます。

利用開始手順

次のURLからDifyにアクセスしてください。

Dify.AI · 先進的なAIアプリケーションのためのイノベーションエンジン

「始める」をクリックしてください。

「Github」または「Google」のアカウントでサインアップすることができます。

最初に利用するLLMのAPIキーを設定します。

今回はOpenAIのAPIキーを設定します。

設定
APIキー:以下のURLから取得方法を確認してください。

OpenAIのAPIとは?概要からAPIキーを取得する方法まで | BizTechDX

Organization:OpenAIPlatformの以下の項目から設定を確認できます。

API Base:特に理由がなければhttps://api.openai.comを設定してください。

実際にチャットボットアプリを作成してみます。
「最初から作成」を選択。

チャットボットを選択した状態のまま「アプリのアイコンと名前」と「説明」を入力します。

各種設定ができます。
今回はモデルを「GPT4o」に変更してみました。

「公開する」を選択してアプリを実行します。

チャットボットの画面に遷移されます。

質問をしてみました。

以上でDify.aiの使い方です。

DevpediaCode編集部

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