Claude Codeとは?初心者向けに概要・インストール・基本の使い方を解説【2026年4月版】

Posted at 2026 年 04 月 25 日

Claude Codeは、AnthropicのAIモデル「Claude」を使って、コードの作成・修正・調査・テスト・Git操作までを対話で進められるエージェント型の開発支援ツールです。ターミナルのCLIが出発点でしたが、2026年現在はVS CodeやJetBrains系IDEの拡張、デスクトップアプリ、Webブラウザまで利用面が広がっています。モバイル(Claudeアプリ)やSlackから直接ローカル実行できるわけではありませんが、クラウドセッションやRemote Controlの入り口として、外出先からタスクを起動・監視することも可能です。

チャット画面で相談するだけのAIと違い、プロジェクトのディレクトリ構造やファイルを読みながら、差分提示・リファクタ・テスト実行・PR作成まで“開発の流れ”に沿って任せられるのが特徴です。

Claude Codeでできること

ざっくり整理すると、次のようなタスクを任せられます。

  • コード生成:新規ファイル作成、機能実装、雛形生成
  • 既存コードの修正:バグ修正、型追加、リファクタ、パフォーマンス改善
  • コードベースの調査・説明:意図の解説、依存関係の把握、影響範囲の整理
  • テスト支援:テストケース提案、失敗ログの解釈、修正方針の提案
  • Git操作:変更のステージング、コミットメッセージ作成、ブランチ作成、PR作成
  • ドキュメント整備:README更新、手順書化、コメント改善
  • CI/CD連携:GitHub ActionsやGitLab CI/CDから自動コードレビュー・Issueトリアージ
  • MCP統合:Google Drive、Jira、Slackなどの外部ツールを読み書き

ポイントは、「このリポジトリをどう直すか/どう進めるか」を対話で詰めながら、実行まで任せられることです。

利用できる環境(2026年4月時点)

Claude Codeは複数の環境で動作し、CLI・デスクトップ・IDE拡張はローカル実行面としてほぼ同じ体験を提供します。リポジトリに置いたCLAUDE.md.claude/settings.json.mcp.jsonといったプロジェクト側の設定はWeb版やクラウドセッションにも引き継がれますが、~/.claude/CLAUDE.mdのようなユーザー側の設定やclaude mcp addで追加したローカルMCPサーバーはクラウド側には持ち込まれません。この線引きは押さえておくと混乱しません。

環境

主な用途

ターミナル(CLI)

macOS / Linux / WSL / Windows でフル機能を利用

VS Code / Cursor 拡張

インラインdiff、@メンション、プランレビュー

JetBrains IDE プラグイン

IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStorm など

デスクトップアプリ

複数セッション並列、差分の視覚的レビュー

Web版(claude.ai/code)

ローカル環境不要、クラウドVM上で長時間タスクを実行

モバイル(Claudeアプリ / iOS)

クラウドセッションの起動・監視、Remote Controlの窓口

Slack

コーディング意図を検知すると Claude Code on the web セッションを起動

GitHub Actions / GitLab CI/CD

PRレビューやIssueトリアージの自動化

どういう人に向いているか

  • 既存のコードベースを触っていて「どこを直せばいいか」から相談したい
  • PR前に「この変更の影響範囲」をチェックしたい
  • コードレビューの観点が欲しい
  • 仕様を文章で渡して、実装方針→実装まで一気に進めたい
  • テストやリファクタのような“やるべきだけど後回しになる作業”を任せたい

Claude Codeの基本的な考え方

Claude Codeに限らず、AIコーディングツール全般で精度が上がる基本は同じです。

  1. 最初にゴールを明確にする(例:このエラーを直したい/このテストを通したい)
  2. 制約を伝える(例:追加ライブラリ禁止/既存設計維持/この関数のシグネチャは変えない)
  3. 出力形式を指定する(例:まず方針だけ箇条書きで/差分形式で/変更ファイル一覧を添えて)

ぼんやり「改善して」と頼むより、「このファイルのこの関数を、既存の型を維持したまま、可読性優先でリファクタして」と指定するほうが、結果の再現性が一段上がります。

インストール

2026年現在は公式がNative Installというワンライナーを提供しており、これが推奨ルートです。Native Installの場合はNode.jsのような言語ランタイムは不要ですが、OSによっては別の前提条件があります(後述)。従来のnpm経由インストールも引き続き公式にサポートされており、Node.js 18以上があればnpm install -g @anthropic-ai/claude-codeで導入できます。

macOS / Linux / WSL

bash

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

Windows PowerShell

powershell

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

Windows のネイティブ環境ではGit for Windowsが別途必要です。WSL経由の場合は不要です。また、Alpine Linuxなどmusl系ディストリビューションで Native Install を使う場合は、事前にlibgcclibstdc++ripgrepをパッケージマネージャで入れておく必要があります。

Homebrew(macOS / Linux)

bash

brew install --cask claude-code

Homebrewにはclaude-code(安定版)とclaude-code@latest(最新版)の2つがあります。自動更新はされないので、brew upgradeを定期的に回します。

WinGet(Windows)

powershell

winget install Anthropic.ClaudeCode

WinGet版も自動更新されないため、winget upgrade Anthropic.ClaudeCodeで更新します。

Native Install版のみ、バックグラウンドで自動更新されます。aptやdnf、apkといったLinuxパッケージマネージャ経由のインストールも公式でサポートされています。

ログインとアカウント

インストール後、プロジェクトディレクトリでclaudeを起動すると、初回にログインを求められます。

bash

cd /path/to/your/project
claude

利用できるアカウントは次のいずれかです。

  • Claude Pro / Max / Team / Enterprise のサブスクリプション(推奨)
  • Anthropic Console のAPIクレジット(従量課金、コスト管理向き)
  • Amazon Bedrock / Google Vertex AI / Microsoft Foundry などのエンタープライズクラウド

一度ログインすれば認証情報は端末に保存され、以降の再ログインは不要です。アカウントを切り替えたいときは/loginコマンドを使います。

基本の使い方(最初の1タスク)

例1:コードベースの把握

プロジェクト内でclaudeを起動し、そのまま自然文で聞きます。

このプロジェクトは何をするもの?
エントリーポイントはどこ?
フォルダ構成を説明して

Claudeが必要なファイルを自分で読みにいくので、手動でファイルを渡す必要はありません。

例2:エラーの原因調査

npm test が落ちる。ログはこれ。原因と直し方を提案して

例3:小さな改善(安全)

この関数の可読性を上げたい。挙動は変えずにリファクタ案を出して

例4:変更手順を提案してから実装

フォームにバリデーションを追加したい。まず方針と変更ファイル候補を出して

初期設定(defaultモード)では、ファイルを書き換えるときにClaude Codeが差分を提示して承認を求めてきます。この挙動はPermission Modeで変更できます。代表的なモードは次のとおりです。

モード

挙動

default

ファイル編集・コマンド実行の都度承認(初期値)

acceptEdits

ファイル編集は自動承認、コマンドは都度承認

plan

読み取り専用。まず計画を立ててから実装に移る用途

auto

背景の分類器が安全チェックを行い、基本的には自動実行(Team/Enterprise/APIプラン + Sonnet 4.6 / Opus 4.6以上が必要)

bypassPermissions

承認をスキップ。コンテナやVMなど隔離環境向け

CLIでは Shift+TabdefaultacceptEditsplanautoの順に切り替えられます。起動時にclaude --permission-mode planのようにフラグ指定もできます。Web版(クラウドセッション)ではauto accept editsplanのみ利用可能、など環境によって使えるモードが違う点は注意です。

覚えておくと便利なコマンド

コマンド

内容

claude

対話モードで起動

claude "タスク"

単発タスクを実行

claude -p "クエリ"

ワンショットで実行して終了(パイプと相性が良い)

claude -c

直前の会話を継続

claude -r

過去の会話を一覧から再開

/help

使えるコマンドを表示

/clear

会話履歴をクリア

/resume

過去セッションの再開

/login

アカウント切替

exit / Ctrl+D

終了

-pオプションはパイプと組み合わせると強力で、たとえば次のような一行自動化ができます。

bash

tail -200 app.log | claude -p "異常なログがあればSlackに通知して"
git diff main --name-only | claude -p "変更ファイルのセキュリティレビューをして"

さらに一歩進んだ使い方

慣れてきたら、次の機能を押さえておくと体験が一段変わります。

  • CLAUDE.md:プロジェクトルートに置くマークダウンファイル。コーディング規約、アーキテクチャの前提、使いたいライブラリ、レビュー観点などを書いておくと、毎セッション冒頭で自動読み込みされます。Claude Codeが学んだビルドコマンドやデバッグ知見を自動で追記してくれる「Auto memory」もあります。
  • Skills(カスタムコマンド)/review-pr/deploy-stagingのような定型ワークフローをチームで共有できます。
  • Hooks:ファイル編集後の自動フォーマット、コミット前のLintなど、Claude Codeの各アクションの前後にシェルコマンドを差し込めます。
  • Subagents(サブエージェント)1つのセッション内で、特定用途の専門エージェントにサブタスクを委譲する仕組み。検索・探索結果で本体の文脈を汚さず、要約だけ返してもらう用途に有効です。Claude Code標準のExplorePlangeneral-purposeなどに加えて、カスタムエージェントも作成できます。
  • Agent teams(エージェントチーム)複数のClaude Codeセッションを並列で動かし、チームとして協調させる仕組み。サブエージェントが単一セッション内で動くのに対し、こちらはセッション横断で大規模タスクを分担できます。
  • MCP(Model Context Protocol):外部サービス接続用の標準規格。Google Drive、Jira、Slack、GitHub、自作ツールなどと連携できます。
  • Routines / Scheduled tasks(research preview):朝のPRレビュー、夜間のCI失敗解析といった定期実行タスク。Anthropic管理のクラウドインフラで動くRoutineなら、PCがオフでも走ります。スケジュール・API・GitHubイベントのいずれをトリガーにもできます。

よくある失敗と対策

1) いきなり大改造を頼む → 作業を小さく分割する(機能追加 → テスト追加 → リファクタ)。一気にやらせると、副作用の切り分けが難しくなります。

2) 制約が伝わっていない → 「追加ライブラリ禁止」「既存設計維持」「この関数のシグネチャは変えない」などを最初に明記。CLAUDE.mdに恒久的なルールを書いておくのが効きます。

3) 変更の検証が抜ける → 最後に「変更点一覧」「動作確認コマンド」「影響範囲」をまとめさせる。claude -pでPRディスクリプションを自動生成させる運用も相性が良いです。

4) いきなり本番リポジトリで試す → 最初はサンドボックスや個人リポジトリで感覚を掴んでから、業務コードに入るのが安全です。

まとめ

  • Claude Codeは、Anthropic公式のエージェント型開発支援ツール。CLI・IDE・デスクトップ・Webがローカル/クラウドの実行面で、モバイルやSlackはクラウドセッションの起動窓口
  • インストールはNative Install(ワンライナー)が推奨。Homebrew / WinGet / Linuxパッケージマネージャ / npm もすべて公式対応
  • 利用にはClaude Pro/Max/Team/Enterpriseのサブスク、またはAPI/クラウドプロバイダ経由のアカウントが必要
  • 初心者は「小さく成功するタスク」から始めると失敗しにくい
  • 目的・制約・出力形式を明確にすると、精度と再現性が上がる
  • CLAUDE.md、Skills、Hooks、MCPといった拡張機能を押さえると、個人作業からチーム運用まで一気にスケールする

最新情報は公式ドキュメント(code.claude.com/docs)を参照してください。アップデートの頻度が高く、機能追加・UI変更が続いているので、導入時は一次情報を確認するのが確実です。

DevpediaCode編集部

DevpediaCodeはWeb、AIなどプログラムに関する最新ITテーマの情報を発信するメディアです。

お問合せ下記のURLからお願いします。

https://devpediacode.com/contact